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オフラインでRustの開発環境を構築(Windows)

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オフラインでRustの開発環境を構築(Windows)

オフライン環境で、Rustの開発環境を構築した。

オンライン端末作業

オフラインと言いつつ、Rustはネット前提の言語なので、オンライン端末の事前作業が必要。

Microsoft C++ Build Tools 2022

Windowsでは、必須。
ここで、下へスクロールして、「すべてのダウンロード」の下の「Visual Studio 2022用ツール」の下の「Build Tools for Visual Studio 2022」の横の「ダウンロード」からダウンロードする。


ダウンロードしたインストーラーは、2MBで、これをオフライン環境に持って行っても、インストール出来ない。
必要なファイルをダウンロードする必要あり。


プロキシ環境では、下記を実行。
set HTTP_PROXY=http://ID:PASS@proxy.example.co.jp:PORT
set HTTPS_PROXY=http://ID:PASS@proxy.example.co.jp:PORT

 ※ID:プロキシのユーザID
 ※PASS:プロキシのユーザのパスワード
 ※proxy.example.co.jp:プロキシのFQDN。
 ※PORT:プロキシのポート番号


下記が、ダウンロードのコマンド。
cd /d 「インストーラーをダウンロードしたフォルダ」
vs_BuildTools.exe  --layout c:\buildtools --add Microsoft.VisualStudio.Workload.VCTools --includeRecommended --lang ja-JP

 ※c:\buildtools:ダウンロード用フォルダ。


2GBくらいダウンロードするので、しばらく待つ。
待ちながら、下記をダウンロード。

Rust 1.67.0

Rustの開発環境。
ここで、「platform」が「x86_64-pc-windows-msvc」の「stable」もしくは「nightly」の好きな方をダウンロード。
「stable」の場合は、これ

ソースもダウンロード
※デバッグでソース表示するために必要。

VS Code

コードエディタ。
ここで、ダウンロード。

「User Installer」、もしくは、「System Installer」の好きな方を選択。
「User installer」は、ユーザフォルダ(%USERPROFILE%)配下にインストールするので管理者権限が無い場合に便利。

VS Code拡張機能

必須な物とお勧めな物。
下記ページの「Download Extension」リンクで、vsixファイルをダウンロード。
入力予測やエラー表示など、開発必須機能。

デバッグ機能。Pythonが必要。開発必須機能。
リンクの通り、リポジトリから指定のファイルをダウンロードする。
「Download Extension」からダウンロードしたファイルは、「Microsoft C++ Build Tools 2022」と同様、サイズが小さく、本体は入っていない。


Rustの設定ファイルは、tomlファイルのため、あると便利。お勧め機能。


英語が駄目な人用。お勧め機能。


テスト一覧を表示したい場合は、下記がお勧め機能。
オフライン開発では、ローカルに置いたクレートを使うため、これも便利で、お勧め機能。
他にも便利な拡張機能があるので、適宜ダウンロード。
CodeLLDBを動かすためにPythonが必要。


ダウンロードファイル移動

オンライン端末で、ダウンロードしたファイルを、オフライン端末へ移動。


オフライン端末作業

移動したファイルをインストールする。


Microsoft C++ Build Tools

下記コマンドでインストールする。
cd /d 「Microsoft C++ Build Toolsフォルダ」
vs_BuildTools.exe  --noweb --add Microsoft.VisualStudio.Workload.VCTools --includeRecommended


インストール画面が表示されたら、右下の「インストール」をクリック。
証明書のエラーでインストール出来ない場合は、「Microsoft C++ Build Toolsフォルダ\certificates」フォルダ内の証明書を先にインストール。


Rust 1.67.0

「rust-1.67.0-x86_64-pc-windows-msvc.msi」を実行。


「インストールフォルダ\lib\rustlib」に「src\rust」フォルダを作成し、そこにRustソース(1.67.0.zip)を解凍。


VS Code

ダウンロードしたファイルを実行してインストール。


VS Code拡張機能

ダウンロードした「python」をインストール。
インストール ウィザードで、「Add python.exe to path」をチェック。


「VS Code」を起動。
左にある「拡張機能」アイコンをクリックし、その右に表示される中から「・・・」をクリックし、「Install from VSIX」をクリック(日本語化した場合は「VSIXからのインストール」)。
ダウンロードした「*.vsix」を選択する。


全ての拡張機能をインストール。
VS Codeの再起動指示が出たら、指示に従う。


VS Code設定

デバッグで、Rustのソースを表示するための設定。
※この設定をしないとデバッグ中に、Rustの標準ライブラリ部分に飛ぶと、16進の羅列が表示される。


下記コマンドを実行し、コミット ハッシュを調べる。
rustc --version --verbose
~省略~
commit-hash: f1edd0429582dd29cccacaf50fd134b05593bd9c
~省略~


左下にある「設定」アイコン-「設定」をクリック。
検索欄に「settings」を入力し、「settings.jsonで編集」をクリック。
"terminal.integrated.shell.windows"の下に、下記を追記する(ターミナルのUTF-8化)。
    "terminal.integrated.shellArgs.windows": [
        "-NoExit",
        "chcp",
        "65001"
        ],
ファイルの最後に下記を追記する(デバッグ時のRustソースアタッチ)。
    "lldb.launch.sourceMap": {
        "/rustc/f1edd0429582dd29cccacaf50fd134b05593bd9c": "C:\\~\\lib\\rustlib\\src\\rust"
    },
 ※f1edd0429582dd29cccacaf50fd134b05593bd9c:コミット ハッシュ
 ※~:Rustのインストールフォルダ

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